徳本です。
SEOとは検索エンジン最適化のことですが、このSEO対策には外部サイトからのリンク獲得を重視する「外部SEO」とクローラーに頻繁に巡回してもらうための「内部SEO」があります。
これらは共にGoogleが自社検索エンジンの最適化のために大切だと明言しているものです。
今回はこの外部SEOと内部SEOの違いと、それぞれのやり方について解説します。
◆この記事の目次
外部SEOと内部SEOの違い
外部SEOと内部SEOの違いは以下のとおりです。
外部SEOは外部サイトからのリンクを獲得する施策
外部SEOは外部サイトからのリンクを獲得し、質が高く、関連したテーマのコンテンツからの被リンク数を検索アルゴリズムが判断します。
質の高いコンテンツを作成し、それによって被リンク数を獲得するという手法が一般的ですが、数年前までは手作業、システムなどでバックリンクを獲得させる業者に依頼していたケースがありました。
しかしGoogleのアップデートによって、金銭を伴う被リンク数の獲得行為はスパム行為と見做され、ペナルティを受ける対象となりました。
このバックリンク業者による被リンク獲得行為は、実質的に、質の高いコンテンツを作成しなくても被リンク数を獲得できるというものですから、不正扱いされるのは当然です。
現在の「質の高いコンテンツを作り、それで被リンク数を地道に得る」という方法が、外部SEOのスタンダードとされているのは、SEO対策の健全化に寄与していると言えるでしょう。
内部SEOはtitleタグやdescriptionタグなどの内部を設定する
一方の内部SEOはtitleタグやdescriptionタグ、メタディスクリプションなどの、HTML内部にSEOキーワードを含めて設定し、Googleの検索ロボットにクロールされやすくすることです。
Googleの検索順位は、検索ロボットの巡回によってページがインデックスに登録され、その情報に沿って順位が決まります。
そのため検索順位を上げたいなら、検索ロボットを頻繁に巡回させ、ページが適切な形でインデックス登録されるようにすることが大切です。
それには、以下の施策が必要です。
- tltleタグにSEOキーワードを含め、ページの内容を明確に書き表す
- tltleタグに特定のワードを何度も含めず、他ページとの重複が起きないようキーワードを設定する
- meta descriptionタグにSEOキーワードを含め、120文字程度の文字数に収める
- meta descriptionタグに特定のワードを何度も含めず、他ページとの重複が起きないようキーワードを設定する
- h1タグからマークアップをし、そこにSEOキーワードを含め、特定のワードを何度も含めず、他ページとの重複が起きないようキーワードを設定する
- 画像のalt属性に画像の情報を書き、検索エンジンに画像の内容を伝える
- サイトURLを正規化(WWWの有無などを統一)する
- Webサイトの階層構造を表す、パンくずリスト設置
- 主要ページへ移動するためのグローバルメニューの設置
- 関連ページへのリンク
- リンク切れをなくす
他にも、「Web Siteの目次」のようなものであるサイトマップの設置、サイト構造を検索エンジンに伝えるsitemap.xmlの設置、各ページのアクセス許可をするrobots.txtの設置などが必要です。
また、ユーザーの利便性を考えてページの表示速度の高速化、サーチコンソールへ登録し、サイトのクロールを要請することも忘れてはいけません。
大切なのはコンテンツの質
外部SEOと内部SEOは分けて考えずにセットで考え、質を重視してコンテンツを作成しましょう。
低品質なコンテンツではなく、ユーザーにとって利便性の高い高品質なコンテンツを作成すれば、検索順位も自ずと上がっていきます。
そのまま高品質なコンテンツを多数投稿すれば、サイトへの訪問者の数も増加していくことでしょう。
まとめ
外部SEOと内部SEOの違いを把握しつつ、高品質なコンテンツを作成することを心掛け、検索順位を上げていきましょう。