セールスコピーライターという職業があります。
セールスコピーライターはおもにクライアントが扱っている製品やサービスを売るために、セールスレターやランディングページ、ダイレクトメールの作成等を行っています。
セールスコピーライターがゼロから仕事を取るためには、一体どうすればよいでしょうか。
WEBでセールスコピーライターの求人を探してみても、案件は少なく、どうやって仕事を取ればよいのか苦心している方も多いと思います。
そこで今回は、セールスコピーライター初心者が仕事を取る方法について解説していきます。
◆この記事の目次
セールスコピーライターはどうやって仕事を見つけるのか
先に述べたようにセールスコピーライターとは、クライアントが展開しているサービスや製品を売るために、セールスレターやランディングページ、ダイレクトメール等を作成する仕事です。
専門的な知識や技術を習得しなければ仕事ができないので、セールスコピーライターの競合数は少なく、「セールスコピーライター」という言葉自体が、あまりメジャーではありません。
一方、記事を書くほうのライターは「コンテンツライター」と言い、何かを伝えるために優れた文章を執筆する仕事です。
WEB上にあるセールスコピーライターの求人の多くは、「ライター募集」、「コピーライター募集」という言葉で募集をかけており、「セールスコピーライター募集」と題した求人広告は少ないです。
ですからセールスコピーライターが仕事を取るときは、この「ライター募集」と題した求人広告を探せばよいのですが、ここでひとつ問題が。
「ライター募集」と書かれた求人広告の場合、クライアントが求めているのは「コンテンツライター」であって、「セールスコピーライター」ではない場合もあります。
ですから初心者がセールスコピライターとして仕事を取りたい場合は、以下の2つの方法を使うことがおすすめです。
クラウドソーシングで応募する
まず未経験者や初心者の場合、クラウドソーシングで仕事を請け負うという方法があります。誰でも無料で登録でき、豊富な仕事の中から好きな案件を選べるのが魅力です。
セールスレター作成やランディングページ制作、簡単な記事作成、ブログ代筆の案件などがいくつもあるのですが、報酬額が非常に低いというデメリットがあります。
具体的に言うと、セールスレター1本で5000円、1記事3000文字で1500円など。
とても安い単価で文章を買い叩かれてしまうわけですね。
また、なかには悪質なクライアントもいて、報酬を支払わなかったり途中で連絡がとれなくなったりすることも。
ですからクラウドソーシングはあくまで、セールスレターやダイレクトメール作成などのコツを掴むための練習場、実績作りとして活用するとよいかと思います。
低価格か無料で仕事を受ける
クライアントにとっては、実績がなく初心者のセールスコピーライターに仕事を頼むのは、リスクが高い行為です。
本当に成果が出る文章を書いてくれるかどうか、わかりませんからね。
だから初心者がやるべきことは、まず「無料か低価格で仕事を引き受けること」です。
これは上述した、クラウドソーシングを活用する方法と理屈としてはほぼ同じ。
自分の実績作りやスキルアップ、クライアントとの信頼関係を重視して、報酬は後回しにするんですね。
忘れてはならないことは、無料または低価格で仕事を引き受ける際にレスポンス値を設定しておくこと。
あらかじめレスポンス値を設定しておくことで、「これくらい反応があったら成功」という基準を設けておくのです。
そしてその値に達したら、次回からは正規料金で発注してもらうように約束しておきます。
クライアントはレスポンスがほしいので、当初決めた目標値に達した場合は、「このセールスライターは優秀だ。次回もやってもらおう」と考え、引き続き仕事を任せてくれるはずです。
またこのとき低価格・無料で請け負った仕事の実績を、今後の営業に使わせていただくよう許可をとっておくと、以降の業務につなげていけます。
遠い先のことも見据えておく
引き受けた仕事が単発案件であったとしても、継続案件だったとしても、忘れてはいけないことは「先のことを長期的な目で考えていくこと」。
引き受けた仕事が後々どう活かせるかを考えて業務を遂行し、報酬額よりも、自分がクライアントのことを考えて何ができるかと考えていけば、必ず今後につながっていきます。
初心者が仕事を取る方法
全く実績がない場合は熱意を伝えましょう。たとえば「セールスコピーライターとしては初心者の身ですが、精一杯頑張らせていただきます」という言葉。クライアントへ熱意を伝える際、よく使われる文言です。
しかしこれを誠意を持って言うのか、漫然と「定型文だから」という考えで言うのかでも、大きな違いがあります。
報酬のことばかり考えて真剣にやろうとしていないのであれば、仕事の質が良くなかったり、いい加減にやった痕跡があったりしますから。
クライアントはそんな人に継続して仕事を依頼しようとは思いません。
「初心者の身ですが、精一杯頑張らせていただきます」といった言葉は、本当の熱意の発露として使いましょう。
まとめ
セールスコピーライターという仕事は需要が多いものの、まだまだ認知されていない職業だと言えます。
セールスコピーライターという仕事を選び、今は初心者だという人は今回述べた仕事の取り方を実践し、今後の業務拡大へとつなげてみてください。